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大阪からニューヨークへ:写真 家への第一歩
![]() 堀口氏のキャリアの始まりは、当時大阪唯一のプロ写真家用貸しスタジオで住み込みで働き始めた21歳の頃。高度成長期の真っ只中、絶 大な人気を誇ったピンク・レディーなど数々の著名人も訪れるこの環境で、彼は休む間もなく働きながら写真家としての基礎を学んだ。ある日、スタジオを使った写真家から海外撮影のアシスタントの話を持ち掛けられたことをきっかけに、海外での写真勉強への意欲が日々高まっていく。 |
![]() そしてついにプロ写真家の多くが薦めるニューヨークを目指してアメリカへと旅立った。幸いなことに、貸しスタジオ以前、魚河岸の放つ活気に惹かれ市場で働いた頃の稼ぎが旅立ちの資金となった。 紆余曲折の末に辿り着いたニューヨーク。世界中からハングリー精神と熱意に満ちた挑戦者たちが集まり、当時流行りの匂いを燻らせる。街そのものに時代の熱気が漂い、緊張感を湛える独特の空気感を感じたという。 |

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